「アレルキャッチャーマスク」を塩尻市職員に贈る大沢住夫・信州TLO取締役(右) |
大学から産業界への技術移転を仲介する会社「信州TLO」(上田市、信大繊維学部内)は10日、白井汪芳・信大理事の研究成果を生かして大阪府の会社が製品化した「アレルキャッチャーマスク」3000枚を塩尻市に寄贈した。同市は信州TLOの特別会員。同社は「普段市民に見えにくい産学官の連携の成果を知ってほしい」と説明。市は市内の小中学校に配布して活用する。
元信大繊維学部長の白井理事は、顔料のフタロシアニンが持つ、花粉などのアレルゲン(アレルギーを起こす成分)を分解する効果や、消臭、抗菌などの作用を研究。その研究成果を基に、衣料製品など製造販売のダイワボウノイ(大阪府)がフタロシアニンを付着させたフィルターを製品化した。マスクは2004年に開発。昨年秋からは、ウイルスも防ぐ新製品「アレルキャッチャーマスク」を全国のセブン−イレブンで販売。2枚組みで398円。インターネット通販もある。
市は同社に、会費として年間50万円を支出している。同社は、同じく特別会員の松本、伊那両市にもマスク各3000枚を近く寄贈する予定。